カスタム外部兵装の作成方法

Kawauso Works 技術班著

CFS2より外部兵装の追加が可能となりました。デフォルトでは魚雷、爆弾、ロケット弾が装備可能となっています。汎用性の高いものが選ばれておりますが、凝った自作アドオンを作製すると、標準品以外の兵装を追加したくなることもあるかと思います。ここでは、自作の外部兵装の作成方法を紹介します。

外部兵装の作製にはMDLファイル→SCASMソースコードへ逆コンパイル→ライブラリオブジェクトへコンパイルという手順を踏みます。まずは通常の機体を作成するのと同様の手順で外部兵装の3Dモデルを作成しましょう。実例として、わたしが800kg爆弾を作製した時の手順を追って説明していきます。

準備

外部兵装はFS98より導入された「ライブラリオブジェクト」というものを利用して実現されています。ライブラリーオブジェクトはシーナリーに使用されるオブジェクトの一種で、作成するには SCASM を使って BGL ファイルを作成必要があります。ただし、機体作成を行われている皆さんは、機体作製ソフトによってコンパイルした MDL ファイルをライブラリオブジェクトを含んだ BGL ファイルに変換する方法が簡単だと思います。まずは以下のソフトウエアを準備してください。なお、各ソフトの使用方法に関する解説はいたしませんので悪しからず。

  1. 機体作成ソフト:CFS2互換機体の作製が可能なもの。
  2. MdlDisAs:MDLファイルからソースコードへの変換に使用します。ダウンロードはこちら
  3. SCASM:ライブラリオブジェクトのコンパイルに使用します。ダウンロードはこちら

MDLファイルの作成

MDLファイルの作成にはAbacusのFSDSを使用いたしました。機体を作成するのと同じ要領で800kg爆弾の3Dモデルを作成し、コンパイルしてください。

続き:MDLファイルからソースコードへ